「検察なめんな」元特捜検事公判、取り調べ映像を法廷で再生へ 指定弁護士が方針
「検察なめんな」元特捜検事公判、取り調べ映像再生へ

大阪地検特捜部が担当した事件の取り調べにおいて、容疑者に対して「検察なめんな」と怒鳴りつけ、机を叩くなどの行為に及んだとして、特別公務員暴行陵虐罪で付審判決定を受けた田渕大輔被告(54歳、現・東京高検)の公判について、検察官役を務める指定弁護士3名が2日、取り調べの様子を記録した映像を法廷で再生するよう大阪地方裁判所に求める方針を明らかにした。

指定弁護士が会見で概要を説明

3人の指定弁護士は大阪市内で記者会見を開き、田渕検事を刑事裁判にかける付審判決定が2024年8月に出されて以降、延べ数十人に及ぶ検察関係者らに対して事情聴取を行ったと説明した。また、田渕検事と上司との間で交わされたメールのやり取りも新たに入手し、証拠として提出する予定であることを明らかにした。

指定弁護士の一人である山口昌之弁護士は、「有罪を立証するために最善を尽くす。検察の組織的な関与についても明らかにしたい」と述べ、徹底した立証活動を行う姿勢を示した。

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初公判は7月10日、映像再生は第2回公判で

初公判は7月10日に開かれる予定である。大阪地裁が取り調べ映像の証拠請求を認めた場合、7月15日に予定されている第2回公判で映像が再生される見通しとなっている。関係者によると、田渕検事は公判で無罪を主張する方針であるという。

事件の背景

大阪高裁の付審判決定によると、田渕検事は2019年、業務上横領罪に問われた大阪市の不動産会社「プレサンスコーポレーション(当時)」の元部長の取り調べを担当していた。その際、机を叩いた上、「反省しろよ、少しは」「検察なめんな」などと罵倒し続けたとされている。

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