クマによる人身被害が全国で相次いでいる状況を受け、環境省は新たな対策に乗り出す。石原宏高環境相は2日の閣議後記者会見で、環境省の各地方事務所が主導し、国土交通省や農林水産省などの地方部局と連携して被害対策を協議する会議を開催する方針を明らかにした。
初の地方部局主導会議
石原環境相は「国の関係機関が一堂に会し、地域課題や対策を協議する初めての取り組みとなる」と述べ、本対策の重要性を強調した。環境省によれば、これまで関係省庁による中央レベルの連絡会議は行われてきたが、地方部局ごとに開催されるのは今回が初めてとなる。
開催スケジュールと対象地域
第1回目の会議は3日に東北地方で開催される。その後、クマが生息していないとされる九州と沖縄を除くすべての地域で順次開かれる予定だ。参加機関は環境省の地方環境事務所や国交省の地方整備局などで、地域ごとにクマの出没状況が異なるため、現場の実情に即したきめ細かな対策を進めることが目的である。
被害状況と対策の必要性
近年、クマによる人身被害は増加傾向にあり、特に2026年に入ってからは複数地域で重大な事故が報告されている。環境省は本会議を通じて、関係省庁の連携を強化し、効果的な被害防止策を早急に講じる方針だ。



