熊本県八代市の新庁舎建設工事を巡る汚職事件で、市議の成松由紀夫容疑者(54)があっせん収賄罪で起訴された28日、市議会や市は対応に追われた。起訴を受け、市議会の調査特別委員会(百条委員会)は次回を6月3日に設定。中山諭扶哉委員長は「起訴を重く受け止める。百条委の重要性、調査の必要性を改めて感じた」と厳しい表情で語った。
百条委の今後の予定
百条委は、成松容疑者ら3人の逮捕を受け、捜査への支障や証人喚問のあり方を考慮して5月11日の委員会を延期。6月3日は証人喚問を見送るが、同月中に改めて委員会を開くという。
自民党市議団の対応
成松容疑者が所属する自民党市議団は、29日の議員団会議で今後の対応を協議することを決めた。村川清則団長は「起訴はショッキング。ステージが変わった」と表情を曇らせた。議員団には除名する権限がなく、「出処進退は本人の判断」とし、党県連などの処分を見守る考えを示した。
市長のコメント
県外の出張から帰県中だった小野泰輔市長は起訴の一報を受け、「公判の動きも注視しつつ新庁舎建設に係る事実確認、原因究明、再発防止の策定に取り組む」とのコメントを出した。



