ニデック、永守氏の旧役職「グローバルグループ代表」を定款から削除へ
ニデック、永守氏の旧役職を定款から削除へ

モーター大手のニデック(旧日本電産)は27日、6月に開催予定の定時株主総会において、創業者である永守重信氏が務めていた「グローバルグループ代表」という役職を定款から削除する議案を諮ることを明らかにした。同社では、会計不正や製品品質の問題が相次いで発覚しており、こうした事態を受けたガバナンス強化の一環とみられる。

「グローバルグループ代表」の経緯

現行の定款では、株主総会や取締役会の議長は「グローバルグループ代表」が務めることと定められている。この役職は、2024年に永守氏が会長兼最高経営責任者(CEO)を退いた際に新設されたもので、その役割は「創業精神の継承とグローバルグループでの求心力のさらなる向上を担う」と説明されていた。しかし、一連の不祥事を受け、永守氏は今年2月までにすべての役職を退いている。

株主総会での議案

6月18日に開催予定の定時株主総会では、この「グローバルグループ代表」を削除し、その役割を社長に引き継ぐ議案が審議される。また、同総会では、取締役の大幅な刷新や社外取締役の報酬増額など、ガバナンス強化に向けた複数の議案も株主に諮られる予定だ。

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ニデックは、会計不正を受けた決算の修正や監査作業が間に合っていないとして、後日改めて臨時株主総会を開催する方針も示している。同社は、創業者である永守氏の強力なリーダーシップの下で成長を遂げてきたが、近年の不祥事により、経営体制の見直しを迫られている。

今回の定款変更は、永守氏の影響力を排除し、透明性の高い経営へと舵を切る象徴的な措置と言える。株主や市場からは、今後のガバナンス改革の実効性が注目されている。

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