北海道旭川市で2024年、当時17歳の女子高校生をつり橋から川に落として殺害したなどとして、殺人、監禁、不同意わいせつ致死の罪に問われている無職の内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判が27日、旭川地裁で開かれました。この事件で既に同罪により懲役23年の有罪判決が確定している小西優花受刑者(21)が証人として出廷し、重要な証言を行いました。
受刑者の証言内容
小西受刑者は、高校生が橋から転落した際の状況について、「内田被告が肩甲骨の辺りを両手のひらで押し、その瞬間に目の前から消えた」と述べました。また、内田被告と2人で高校生を橋の欄干の外側に立たせ、「早く落ちろや」などと少なくとも20回以上怒鳴ったと説明しました。
さらに、高校生が一度大きく深呼吸し、前方に傾いたタイミングで、内田被告が両手で押したと証言。橋の下を見ると高校生がロープに捕まっており、手を伸ばしたが届かなかったといいます。その後、叫び声と衝撃音が聞こえ、「梨瑚さん、やばくないですか」と声をかけたところ、被告は駐車場へ歩いて行ったと述べました。
被告の否認と今後の審理
内田被告は25日の初公判で「橋から落下させていません」と殺害を否認しており、今後の審理では証言の信用性や被告の関与の程度が争点となる見通しです。検察側は、小西受刑者の証言を基に被告の犯行を立証しようとしています。
地裁前には、事件の現場となった旭川市の神居古潭地区にあるつり橋付近に、花束が手向けられ、女子高生の冥福を祈る人々の姿も見られました。



