辺野古沖転覆事故、船長が生徒に操船ハンドルを一時的に持たせていた疑い
沖縄県名護市辺野古沖で3月に発生した船2隻転覆事故で、2隻の船長が転覆前に乗船中の女子生徒らに操縦ハンドルを持たせていたとみられることが20日、関係者への取材で明らかになった。この事故では、前方を航行していた「不屈」が転覆し、救助に向かったとされる「平和丸」も転覆。平和丸に乗っていた同志社国際高(京都府)2年の武石知華さん(17)と、不屈の船長・金井創さん(71)が死亡した。
船長の証言
関係者によると、平和丸の船長は「金井船長が生徒にハンドルを持たせているのを見て、自分も持たせた」と説明。米軍普天間飛行場の移設工事現場見学終了後、波の穏やかな海域で、自らがハンドルを押さえた状態だったと語ったという。
船舶職員及び小型船舶操縦者法では、港の出入りなど危険が予想される場合、操船は免許保持者に限定される。しかし、国土交通省によれば、船長の監督責任のもと、安全な海域では免許を持たない人の操船も可能とされている。第11管区海上保安本部(那覇)は、この行為が事故にどのように影響したかを含め、詳しい経緯を確認している。
事故の概要
事故は3月、辺野古沖で発生。2隻の船は米軍基地移設工事の見学ツアーに使用されていた。転覆後、武石さんと金井船長が死亡し、他の乗員乗客は救助された。海保は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進めている。



