新潟県は、北越高校(新潟市中央区)の男子ソフトテニス部員20人を乗せたマイクロバスの死傷事故を受けて、県内の高校や中学校における部活動の遠征時の交通手段に関する実態調査に乗り出す方針を固めた。学校側の管理体制の適切性についても検証する。
花角知事が調査を表明
花角英世知事は12日、県庁で開かれた記者会見でこの調査を明らかにした。花角知事は「痛ましく、重大な事案だと受け止めている。二度とこのような事故が起きないよう、しっかりと対応していきたい」と述べ、再発防止への決意を示した。
調査対象と方法
調査対象は、県内の全ての高校、県立の中高一貫教育校、私立中学校としている。公立中学校については、各市町村と連携しながら調査を進める方針だ。また、中学校では部活動の地域移行が進んでいることから、地域クラブも調査対象に含める方向で検討している。
県および県教育委員会によると、遠征や練習試合に出向く際の交通手段に加え、自動車やバスを利用する場合には、車両の調達方法や運転手の身元についても確認するという。調査は5月中の早期に開始する予定で、結果の公表については現在検討中としている。
事故の背景
今回の事故を巡っては、バス運行会社「蒲原鉄道」(五泉市)が手配したレンタカーを、同社の従業員ではない男性が運転していたことが判明している。バスや運転手の手配に関して、北越高校側と蒲原鉄道側との間で主張に食い違いがあり、事実関係の解明が進められている。
県はこの調査を通じて、部活動における交通安全の実態を把握し、必要な対策を講じることで、同種の事故の防止につなげたい考えだ。



