文科汚職贈賄側の有罪確定へ 元大学理事長らの上告棄却
文科汚職贈賄側有罪確定 元理事長らの上告棄却

最高裁判所第3小法廷(平木正洋裁判長)は、文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件において、便宜供与の見返りとして元文科省科学技術・学術政策局長の佐野太被告(66歳、受託収賄罪で控訴審公判中)の次男を東京医科大学に合格させたとして、贈賄罪に問われた大学の元理事長、臼井正彦被告(85歳)ら3名の被告の上告を棄却する決定を下しました。決定は4月27日付です。これにより、いずれも執行猶予付きの有罪とした第一審および第二審の判決が確定することになります。

上告が棄却された他の被告は、贈賄罪で起訴された元学長の鈴木衛被告(76歳)と、受託収賄ほう助罪および贈賄罪で起訴された元医療コンサルティング会社役員の谷口浩司被告(55歳)です。

本事件は、文部科学省が実施する私立大学向けの補助金事業に関連し、佐野被告が事業の選定などで便宜を図る見返りとして、自身の次男を東京医科大学に入学させるよう働きかけたとされるものです。贈賄側として、臼井被告らが佐野被告の次男を不正に合格させることで、大学側の利益を図ろうとしたとされています。

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最高裁の決定により、贈賄側の刑事責任が確定し、事件の一区切りがつきました。なお、佐野被告自身の受託収賄罪に関する控訴審は継続中であり、今後の審理が注目されます。

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