福岡県警は24日、大麻成分を含む植物片を所持したとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで20代男性を誤認逮捕したと発表した。逮捕は23日。試薬を使った簡易検査で陽性を示したため現行犯逮捕したが、正式鑑定では検出されず、釈放した。
事件の経緯
県警によると、23日午後10時半ごろ、福岡県久留米市で職務質問した男性の乗用車から紙巻きの植物片2本を発見。うち1本を簡易検査したところ陽性を示したため、午後11時45分ごろ逮捕した。だが、その後の正式鑑定で大麻成分は検出されなかった。ただ別の違法薬物が出たといい、県警は男性から任意で事情を聴くという。
県警の見解
県警は「捜査手順に問題はなかったが、試薬の反応に加え、現場の状況を総合的に判断すべきだった」としている。誤認逮捕により男性の自由を一時的に奪ったことについて、謝罪と再発防止を約束した。
今回の事例は、簡易検査の限界と慎重な捜査の必要性を浮き彫りにした。警察は今後、同様の誤認逮捕を防ぐため、試薬の精度向上や現場判断の基準見直しを検討するとしている。



