母の「おいしそう」にモヤモヤ…介護しながら働く30代女性の悩み
30代半ばのパート女性が、両親の介護をしながら働く日々の中で、ある小さな言葉に大きなモヤモヤを感じています。出勤日に弁当を作ると、母が必ず「おいしそう」と言ってくることに、複雑な思いを抱えているのです。
褒め言葉が重荷に…隠された意図を読み取ろうとする癖
当初は、母の言葉を素直な褒め言葉として受け止めていたという女性。しかし、次第に「私の弁当に食欲を示されているように感じる」と告白します。言われるたびに落ち着かない気持ちになり、他人の行動や言葉の裏にある意図を読もうとする自身の癖に悩まされているといいます。
「毎回わざわざ言ってくるのは、食べたいからかな?」と深く考え込んでしまう傾向があり、母の一言が心の負担となっている状況です。母は食べることが好きで、夕食を作った時にも「おいしそう」と喜んでくれるため、思ったことをそのまま口にしているだけのようです。
母の反応と伝えても変わらない現実
女性は母に対して、直接「食べたいの?」「お母さんの分も作る?」と聞き返してみたことがあります。すると母は「そんなつもりではない」と否定。さらに、自身のモヤモヤした気持ちを伝えても、母はやめてくれないという現実があります。
介護と仕事の両立で忙しい日々の中、この小さな言葉のやり取りが、思わぬ心理的ストレスとなっているのです。女性は「どう向き合えばよいでしょうか」と悩みを打ち明けています。
専門家のアドバイスと解決へのヒント
この相談に対して、作家の山口恵以子氏がアドバイスを提供しています。介護中の親子関係では、些細な言葉の行き違いが大きな悩みに発展することが少なくありません。特に、介護する側が疲労やストレスを抱えている場合、相手の言葉をネガティブに受け止めがちになる傾向があります。
山口氏は、母の言葉を「単純な賞賛」として受け止める練習を提案。また、自身の感情を客観的に見つめ直すことで、不要な思い込みから解放される可能性を示唆しています。介護と仕事の両立という重責を担う女性にとって、心の余裕を作ることが重要なポイントとなりそうです。
このケースは、現代の介護家族が直面する心理的葛藤の一例として、多くの読者に共感を呼んでいます。親子関係の微妙なバランスと、介護者のメンタルヘルスの重要性を改めて考える機会となるでしょう。