2026年5月10日午後4時半過ぎ、JR川崎駅(川崎市)近くを走行中のJR東海道線上り車内で、スプレーのようなものがまかれたとの119番通報があった。川崎市消防局によると、30代の男女と1歳の女児の家族3人がのどの痛みなどの体調不良を訴え、病院に搬送された。いずれも軽症で、命に別条はない。
若者集団が車両を出入りした直後に異臭
神奈川県警川崎署の調べでは、家族はグリーン車に乗車していた。隣の車両から若い男女5、6人が一度グリーン車に入り、すぐに出て行った際に、コショウのような臭いがしたと複数の乗客が証言している。署は防犯カメラの映像を解析するなどして、状況を詳しく調べている。
男女の集団は川崎駅で降りたとみられる。市消防局が車両内を調査したところ、有毒成分は検出されなかった。
川崎駅は混乱、多数の消防車や救急車が集結
トラブル直後に川崎駅にいた中学3年の男子生徒(15)は、改札周辺には数十人の警察官や消防隊員がいたと証言。いつ電車が動くのかと駅員に問い合わせる乗客もおり、駅全体がだいぶ混乱した様子だったと話した。JR東海道線の車両を調べる警察官らが確認され、川崎駅前は多数の消防車や救急車で騒然となった。
JR東日本は平常運転を続けたが、一部の乗客に影響が出た。警察は傷害などの容疑も視野に、集団の行方を追っている。



