雨の銀座で現金2185万円強奪、ロレックス売却女性も逮捕された理由
雨の銀座で現金2185万円強奪、ロレックス売却女性も逮捕

2026年3月の夜、東京・銀座の路上。雨が降る中、女性は右手に傘を持ち、左手首に紙袋をかけながら歩いていた。紙袋の中には現金2185万円。20代の男性の依頼を受け、時計買い取り店でロレックスの高級腕時計「デイトナ」を売却して得た金だった。

事件の経緯

その時だった。女性の目の前で、背後から来た男に紙袋を奪われた。男性は紙袋を奪って逃げる男を追いかけたが見失った。近くにいた会社員の男性も一緒に追いかけた。高級腕時計の売却機会が狙われ、男性も女性も被害に遭った事件に見えた。

逮捕された3人の男女

だが、2か月あまりたった6月1日、警視庁は現金入りの紙袋を奪った職業不詳の男(31)だけでなく、紙袋を奪われた会社員の女性(38)と、男を追いかけた会社員の男性(23)の計3人を強盗致傷容疑で逮捕した。3人はいずれも中国籍で、紙袋を奪ったとされる男は容疑を認め、女性は「ひったくりは関係ない」、もう一人の男性は「呼ばれて行っただけ」などと否認している。

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逮捕の背景

警視庁は、この事件が単なるひったくりではなく、組織的な犯行の可能性があるとみて捜査を進めている。女性と追跡した男性が事件に関与した疑いが強いと判断した。具体的には、女性が事前に男と共謀し、紙袋を奪われる演技をした可能性がある。また、追跡した男性も共犯者として、逃げる男を助ける役割を担ったとされる。

警視庁は、3人の携帯電話の通信記録や防犯カメラの映像を分析し、事件前に複数回連絡を取り合っていたことを確認した。さらに、奪われた現金の一部が女性の口座に振り込まれていたことも判明した。

今後の捜査

警視庁は、3人の役割分担や犯行の動機を詳しく調べるため、引き続き取り調べを進める。また、他の共犯者の有無についても捜査を拡大している。この事件は、高級時計の売却を狙った犯罪の手口として注目されており、同様の事件が発生していないかも調査している。

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