2月に行われた衆議院選挙において、選挙区間の投票価値の格差が最大で2.09倍に達したことについて、憲法違反を主張する弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の判決が29日、札幌高等裁判所(小河原寧裁判長)で言い渡された。裁判所は「合憲」との判断を示し、原告側の請求を棄却した。
判決の内容と背景
この訴訟では、投票価値の格差が2倍を超える選挙区割りで実施された選挙の有効性が争点となった。判決では、「選挙区割りは投票価値の平等に反する状態にあったとはいえない」と指摘され、原告側の主張は退けられた。原告団は判決後、無念の表情を浮かべ、上告する方針を明らかにした。
訴訟の経緯
一票の格差を巡る訴訟は全国各地で提起されており、今回の札幌高裁判決は、名古屋高裁などに続いて合憲判断が相次いでいる。これまでに複数の高裁で同様の判決が下されており、原告側の敗訴が続いている。
- 2月の衆院選では、最大2.09倍の格差が生じていた。
- 弁護士グループは、憲法の投票価値平等の原則に反すると主張。
- 札幌高裁は合憲と判断し、請求を棄却。
今後の見通し
原告側は最高裁判所への上告を予定しており、今後の審理の行方が注目される。一票の格差問題は、選挙制度の公平性を問う重要なテーマとして、引き続き議論が続く見通しだ。



