福岡城跡天守台の発掘範囲拡大、内側100平方m外側60平方mに
福岡城跡天守台の発掘範囲拡大、内側100平方m外側60平方m

福岡市は、国史跡である福岡城跡の天守台を対象とした発掘調査について、2026年5月29日から本年度の調査を開始すると発表した。昨年に引き続き天守台内側の調査を進めるほか、新たに天守台外側の発掘も実施し、その実態解明を目指す。

調査範囲を大幅拡大

本年度は、天守台内側の調査範囲を昨年の約34平方メートルから約100平方メートルに拡大する。さらに、外側部分についても計約60平方メートルを新たに発掘する。外側では、かつて天守台に建物が存在した場合、その解体時に残された遺物が出土する可能性が高いと見込まれている。

昨年の調査成果

天守台の調査は昨年が初めてで、6月から半年間にわたり、地質や石垣、内側の調査が行われた。発掘では、地上に残る礎石の下から、江戸時代の工法による小型の石を敷き詰めて沈下を防ぐ「根石」が発見された。また、江戸時代の瓦の破片141点と和釘3点も出土している。

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昨年の調査では、天守閣の有無を直接示す証拠は見つからなかったものの、市史跡整備活用課は「これまで未調査だった天守台の実態を探る大きな一歩となった。かつての姿を明らかにすることで、市民に興味を持ってもらいたい」と述べている。

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