愛媛県大洲市の市議会議員、村上常雄容疑者(67)が、ごみ収集業者の許可を取り消さないよう市に働きかけた見返りとして、業者から現金100万円を受け取った疑いで、愛媛県警に逮捕されました。県警は4日、あっせん収賄容疑で村上容疑者を逮捕し、認否については明らかにしていません。
事件の経緯と容疑内容
愛媛県警察本部の発表によると、村上容疑者は昨年9月22日頃、大洲市内のごみ収集業者の実質経営者から依頼を受け、同24日頃に市の職員に対して、同業者のごみ収集許可を取り消さないよう働きかけました。その見返りとして、現金100万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
業者の不正行為
この業者は、家庭ごみに事業ごみを不正に混ぜ、市環境センターに持ち込んでいたことが発覚していたとみられます。通常、家庭ごみと事業ごみでは処理方法や料金が異なるため、不正な混入は許可取り消しの対象となる可能性があります。村上容疑者は、この事実を知りながら、業者の許可継続を図るために市職員に圧力をかけたとされています。
今後の捜査と影響
県警は、村上容疑者の自宅や事務所などを捜索し、賄賂の授受に関する証拠を押収したとみられます。また、依頼した業者の実質経営者についても、贈賄容疑で捜査を進める方針です。この事件は、地方自治体における政治と業者の癒着を象徴するものとして、大洲市の行政への信頼に影響を与える可能性があります。
村上容疑者は、これまで大洲市議会で環境関連の委員会に所属しており、今回の逮捕により市議会の運営にも波紋が広がっています。市側は「事実関係を確認し、適切に対応したい」とコメントしています。



