岐阜県東白川村長選、元副村長の桂川憲生氏が86票差で初当選 人口減少対策が最大の課題に
東白川村長選、桂川憲生氏が86票差で初当選 人口減少対策が焦点 (13.04.2026)

岐阜県東白川村長選挙、元副村長の桂川憲生氏が86票差で初当選

岐阜県東白川村長選挙は4月12日に投開票が行われ、無所属新人で元副村長の桂川憲生氏(65)が、同じく無所属新人の元村議桂川一喜氏(63)を86票の僅差で破り、初当選を果たしました。これは12年ぶりに実施された選挙戦であり、投票率は83.08%を記録しました。2014年の前回選挙と比較すると、投票率は5.04ポイント低下しています。当日の有権者数は1708人でした。

人口減少対策が最大の争点に

昨年3月に人口が2千人を下回り、深刻な人口減少が進む同村では、この問題への対策が主な争点となりました。当選した桂川憲生氏は、移住定住策の拡充や東濃ヒノキの販売強化による経済活性化などを公約に掲げ、村が将来も存続する道筋をつけることを訴えました。

桂川憲生氏は役場近くの神土にある事務所で当選のあいさつを行い、「10年、20年たっても変わらずに栄えると、村民に手応えを感じてもらえる結果をこの4年間で出したい」と決意を表明しました。引退する今井俊郎村長も登壇し、「力と知恵を出し合ってきた。本当にいい後継者」と喜びの言葉を述べました。

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一方、対立候補の桂川一喜氏は、行政改革による住民負担の軽減や子育て支援の充実を訴えましたが、わずかに及ばず敗れました。新村長の任期は4月23日から4年間となります。

財源確保に向けた小水力発電事業に意欲

13日には、役場で報道陣の取材に応じた桂川憲生氏が、人口減少を止める決意とともに、財源確保のための小水力発電事業への意欲を示しました。同氏は「毎年、2%程度人口が減る。積み重ねると数十年後に村が消滅する。止めるのが一番の目標」と強調しました。

移住対策については、「移住希望者に空き家をどれだけ供給できるか。掘り起こしにマンパワーをかける」と具体的な方針を説明。公約に掲げた小水力発電については、「村は大規模な固定資産税に相当するものがない。安定的な財源を確保し、余裕を持った行政運営のできる基盤を作るための計画」と述べました。

さらに、「村で3、4本程度の中小河川の落差を利用した小水力発電が計画できる環境にある。基礎調査を始め、1、2年で実施計画を立てるところまでいきたい。(白川の支川の)大明神川が一番の候補」と具体的な計画を明らかにしました。

86票の僅差での勝利について、桂川憲生氏は「一喜さんの公約をゆっくり拝見し、こちらの足りなかったところ、住民のニーズを探りたい」と述べ、今後の村政運営に前向きな姿勢を示しました。

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