大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)が3回目の住民投票を目指す大阪都構想を巡り、大阪市の公明市議団は2日、都構想の具体案を作る「法定協議会」に参加する条件を、横山英幸市長(維新副代表)に近く提示する考えを明らかにした。受け入れられない場合には参加しない意向だ。
公明市議団が示した三つの条件
この日開かれた公明市議団の総会後、西徳人幹事長が記者団の取材に語ったところによると、法定協に参加する条件として、以下の三つを挙げた。
- 法定協では大阪市を廃止して特別区を設置することを前提とせず、副首都を目指すための別の選択肢も検討する
- 住民投票の実施を来春の統一地方選と同日にしない
- 法定協の議事は全会一致で決める
公明は今回、都構想や法定協の議論において、これまでとは異なる立場を示している。同党は過去の住民投票では反対票を投じるよう呼びかけていたが、今回の条件提示は、議論の枠組み自体に変更を求めるものだ。
背景と今後の展望
吉村知事は2025年の万博開催を機に、都構想の実現を加速させたい考え。しかし、公明市議団が条件を突き付けたことで、今後の協議は難航が予想される。横山市長は維新副代表を務めており、公明との調整が鍵となる。
公明市議団は、条件が受け入れられない場合は法定協に参加しない方針で、都構想の行方は不透明だ。



