高市早苗首相が自民党幹部らとの会食や面会を増やしている。首相はこれまで「飲み会が苦手」と公言し、会食の機会が少なかったが、4月以降は積極的に首相公邸に党幹部を招くようになった。首相と党とのコミュニケーション不足が指摘される中、首相なりに党側への「配慮」を示す狙いがあるようだ。
参院幹部との会食
22日夜、首相は松山政司・参院議員会長や石井準一・参院幹事長ら参院自民の幹部8人と首相公邸で会食した。約1時間半にわたって洋食を囲み、ワインやシャンパンが出されたという。
首相と参院自民との間では、政府の今年度予算の成立時期をめぐって不和がささやかれていた。さらに石井氏が党内グループを立ち上げたため、官邸内では警戒感が広がった。こうした中で行われた会食だ。
「公邸のハンドソープ」が話題に
会食では、手土産として男性用化粧品が用意されるなど、細やかな配慮が見られた。首相は以前から「飲み会が苦手」と公言しており、就任当初は会食の機会が限られていた。しかし、最近では積極的に党幹部との懇談の場を設けており、その変化が注目されている。
首相と党との関係は、政策面でのすれ違いも指摘されてきた。予算編成や法改正など重要課題が山積する中、首相は党の意見を聞く機会を増やすことで、円滑な政権運営を目指しているとみられる。
一方で、党内からは「首相の本心は変わっていないのではないか」との声も聞かれる。会食の場でも、首相は終始硬い表情で、リラックスした様子はなかったという。今後の首相の動向が注目される。



