御嶽山国定公園指定記念式典、下呂市と高山市が主催「安心安全な山に」
御嶽山国定公園指定記念式典、下呂市と高山市が主催

岐阜県と長野県にまたがる御嶽山(標高3067メートル)が4月に国定公園に指定されたことを記念する式典が2日、岐阜県下呂市小坂町落合の御嶽濁河高地トレーニングセンターで開かれた。式典は下呂市と高山市の主催で、両市や県、環境省の関係者ら約60人が出席した。

式典の内容

式典の冒頭、山内登・下呂市長があいさつに立ち、2014年9月の噴火後に整備された登山道やシェルターなどに触れ、「多くの方々に愛していただける安心安全な山でありたい」と述べた。続いて田中明・高山市長も「皆さんにご支援をいただいてこの地を盛り上げてまいりたい」と語り、両市が連携して御嶽山の魅力を発信していく意向を示した。

その後、環境省や県の職員が国定公園の概要や御嶽山のPR取り組みについて説明。さらに、NPO法人「飛騨小坂200滝」の熊崎潤理事長ら3人が、公園内の自然景観や動植物、地域の文化などの魅力を紹介した。

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課題と展望

式典後、山小屋「五の池小屋」管理人の市川典司さん(55)が登壇し、雪解け水の中に残った氷雪が竜の瞳のように見える御嶽山三ノ池の「ドラゴンアイ」が人気である一方、ごみの捨て方などのマナーの悪さやトイレ不足、路上駐車などの課題を指摘。市川さんは「登山客と観光客には感覚のずれがある。登山者としての装備と心構えで来てほしい」と訴えた。

山開き式も同時開催

式典に先立ち、下呂市の飛騨小坂観光協会主催の山開き式も同センターで行われ、約20人の出席者が噴火の犠牲者に黙とうをささげ、登山者の安全を願う安全祈願祭を行った。御嶽山国定公園(2万8275ヘクタール)のうち、9489ヘクタールが下呂市と高山市に所在しており、今回の指定を機に両市が連携して観光振興と安全対策を進める方針だ。

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