富山県議会、金高騰で議員バッジを14金から「銀台金張」に変更へ
富山県議会、金高騰でバッジを14金から銀台金張に (16.02.2026)

富山県議会、金価格高騰で議員バッジの材質を変更へ

富山県議会は2月16日、2027年春の改選時から議員バッジの材質を現行の14金から「銀台金張(ぎんだいきんばり)」に変更すると正式に発表しました。この決定は、近年の金価格の高騰を受けた対応であり、バッジの作成単価を大幅に削減することが目的です。

金価格高騰でバッジ単価が急騰

議会事務局によると、現行のバッジは直径18ミリ、重量約10グラムで、そのうち3.7グラムが金で構成されています。2023年の改選時には1個あたりの作成単価が3万9820円でしたが、2025年の見積もりでは9万7900円にまで高騰していました。この急激な価格上昇が、材質見直しの直接的な要因となりました。

富山県議会は、すでに安価な材質に変更した他県の事例も参考にしながら、各会派の代表者会議で慎重に検討を重ね、今回の変更を決定しました。

「銀台金張」への変更でコスト削減

新たに採用される「銀台金張」は、銀の台に金を張り付けた材質で、より安価な金メッキよりも耐久性が高いことが特徴です。この変更により、1個あたりの作成単価は1万6280円となり、現行の14金バッジに比べて約8割ものコスト削減が実現します。

富山県議会は、この変更に必要な経費を2026年度の当初予算案に盛り込み、2026年度後半の発注を予定しています。これにより、2027年春の改選時から新しいバッジが使用されることになります。

配布方法も貸与から交付に変更

材質の変更に加えて、バッジの配布方法も大きな変更が行われます。現行の任期ごとの貸与制度から、交付制度に改められます。これにより、議員個人がバッジを所有する形に変わることになります。

また、議会事務局は、2019年と2023年の改選時に返却されるべきだったバッジ80個を全て回収したことを明らかにしました。さらに、今年1月には未売却だった72個のバッジを売却し、約450万円の収入を得て、県の一般財源に充当したと報告しています。

この一連の措置は、金価格の高騰という経済的な要因に対応しながら、地方自治体の財政効率化を図る取り組みとして注目されています。富山県議会の決定は、他の地方議会にも影響を与える可能性があり、今後の動向が注目されます。