関西私鉄で有料座席サービス拡大、京阪や阪急が先行、近鉄も「すわれ~る」導入へ
関西私鉄で有料座席サービス拡大 近鉄も「すわれ~る」導入

関西の私鉄各社で、有料車両を連結した一般列車が増加している。京阪電気鉄道と阪急電鉄が先行してサービスを拡大する中、近畿日本鉄道(近鉄)は6月1日夕方から、大阪と奈良を結ぶ急行に有料座席指定サービス「すわれ~る」を導入した。また、阪神電気鉄道も2027年春に同様のサービスを開始する方針だ。

近鉄の「すわれ~る」、限定運用からスタート

近鉄が6月1日に開始した「すわれ~る」は、当面は限定的な運用となる。対象列車は1日1本のみで、最も混雑する時間帯を避け、平日午後6時50分に大阪阿部野橋駅を出発し、吉野駅に向かう急行(6両編成)の先頭1両が指定席となる。指定料金は300円。座席指定が有効なのは大阪阿倍野橋から古市駅までの約16分間の1区間のみで、その後はそのまま座り続けることはできるが、サービス範囲は限定的だ。

車両の特徴

「すわれ~る」で使用される6A系車両は、クロスシートとロングシートを切り替え可能な構造で、柔軟な運用が可能となっている。

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京阪と阪急の積極展開

先行する京阪電気鉄道は、有料座席サービス「プレミアムカー」を既に複数路線で展開し、好評を得ている。阪急電鉄も「PRiVACE」などの有料サービスを導入し、利用者の需要に応えている。両社は今後もサービス拡大を計画しており、競争が激化している。

阪神も参入へ

阪神電気鉄道は、2027年春に有料座席指定サービスを開始する方針を発表している。具体的な詳細は未定だが、関西私鉄全体で有料座席サービスの普及が進むとみられる。

背景と今後の展望

関西私鉄各社が有料座席サービスを拡大する背景には、通勤・通学客の快適性向上や、収益源の多様化がある。特にコロナ禍以降、混雑回避や着席需要が高まっており、各社は差別化を図っている。今後は他路線や他社への波及も予想され、関西の鉄道サービスは大きく変わる可能性がある。

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