業界初、木製バット専用洗浄液を愛知・豊川市のメーカーが開発
業界初、木製バット専用洗浄液を愛知・豊川市のメーカーが開発

愛知県豊川市に本拠を置く木製バットメーカー「白惣」の関連会社「HAKUSOH FRONTIER(ハクソウフロンティア)」が、木製バット専用の洗浄液を開発した。同社によると、木製バットに特化した洗浄製品の商品化は業界初となる。

開発の背景と課題

岩瀬崇典社長は、木製バットを使用する選手の多くが松ヤニなどの滑り止め剤を用いるため、グリップ部分に汚れが蓄積する問題を指摘する。固まった松ヤニは除去が難しく、場合によっては刃物で削る必要があるという。さらに、汚れの蓄積はバットの質量やグリップの太さ、重心を微妙に変化させ、「購入時には細部にこだわっていたはずなのに、使っているうちに別物のバットになっている」と日常的な手入れの重要性を強調する。

地元企業との協力

今年2月頃、岩瀬社長は青年会議所で知り合った化学製品メーカー「日本メカケミカル」(豊川市穂ノ原)に洗浄液の開発を、おしぼり会社「東京おしぼり」(同市千両町)に最適なタオルの開発を依頼。数種類のサンプルから、バットの塗料を傷めずに松ヤニや打球痕を落とせる製品を選び、5月からハンドタオルとセットで「BAT REVIVE(バット リバイブ)」として販売を開始した。

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選手からの反響

使用した社会人野球や大学野球の選手からは好評で、岩瀬社長は「木製バットメーカーだからこその発想。地元企業と協力して新しい価値を生み出せた」と喜びを語る。価格は2750円(税込み)。

白惣の歴史と新展開

白惣は江戸時代末期に製材業として創業し、1950年代に木製バットの製造を開始。現在は年間約10万本を生産し、大手スポーツメーカーへのOEM供給を行っている。昨年設立したハクソウフロンティアは自社ブランド「ハクソウバット」の開発・販売を手がけ、今年2月には国内初の木製バット専門店「ハクソウベースボールハウス」を豊川市牛久保町にオープンした。

店内には約200本以上の木製バットが並び、オーダーメイドにも対応。試打スペースを設け、来店客の要望に応じて予約制でバットを削るサービスも提供する。岩瀬社長は「バットを買って終わりではなく、成長に寄り添える場所になりたい」と話す。営業時間は平日午前11時~午後7時、土日午後3~7時、火曜定休。問い合わせは050-8892-8924。

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