ロート製薬、再生医療への注力表明 「物言う株主」に反論しガバナンス問題も否定
ロート製薬、再生医療注力表明 物言う株主に反論

ロート製薬は29日、東京都内で事業説明会を開催し、再生医療やヒトの細胞に関する基礎研究に重点的に取り組む方針を明らかにした。同社の再生医療事業を巡っては、株主である英国の投資ファンドが事業の縮小や撤退を検討するよう要求しているが、ロート製薬側はこれらの技術は多様な分野に応用可能な有望なものであると反論した。

企業スローガンの再定義と再生医療の成果

説明会で瀬木英俊社長は、同社を「人々の健康寿命の延伸に貢献する会社」と再定義し、2013年から取り組んでいる再生医療において、角膜の再生や脊髄損傷の治療などで具体的な成果が上がりつつあると強調した。また、この技術を応用し、植物から抽出した微粒子「エクソソーム」を主力スキンケアブランド「肌ラボ」などでも展開する計画を発表した。

ガバナンスへの批判を否定

ロート製薬は、投資ファンドから指摘されているガバナンスの問題についても否定した。同社は取締役会の独立性や透明性を高めるための取り組みを継続しており、現状の体制に問題はないとの立場を示した。一方で、株主との対話を重視し、建設的な議論を続ける姿勢も強調した。

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再生医療事業については、今後も研究開発を加速し、事業価値の最大化を目指すとしている。同社の取り組みが市場からどのように評価されるか、注目が集まる。

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