【ニューヨーク=木瀬武】29日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比363・49ドル高の5万1032・46ドルとなり、3日連続で最高値を更新した。ニューヨーク証券取引所では、米マイクロソフトやシスコシステムズなどのIT銘柄が上昇をけん引した。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、IT大手デル・テクノロジーズが前日に発表した決算内容が好感され、AI(人工知能)関連銘柄への買い注文が広がった。市場では、AI関連企業の業績拡大への期待が強まっている。
一方、IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は55・15ポイント高の2万6972・62となり、4日連続の最高値を記録した。ハイテク株を中心に買いが続き、投資家のリスク選好姿勢が鮮明となった。
市場関係者は「AI関連の需要拡大がIT企業の収益を押し上げており、当面は強気の流れが続く可能性がある」と指摘している。ただし、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策やインフレ動向には注意が必要との声も聞かれる。



