アサヒビール、スーパードライを刷新へ 酒税改正控え主力強化
アサヒ、スーパードライ刷新へ 酒税改正控え主力強化

アサヒビールは29日、看板商品「アサヒスーパードライ」の味やパッケージ、広告宣伝を全面的に刷新すると発表した。商品の抜本的な見直しは2022年以来2度目となる。今回の刷新では、キンキンに冷やすことで辛口のうまさが一層冴えるように仕上げたという。ビール業界では10月の酒税改正で税率が下がり、販売量の増加が期待されており、各社とも主力商品の強化策を打ち出している。

アサヒの古沢毅常務執行役員は同日の発表会で、「スーパードライの独自の価値である『冷え×辛口』のうまさを一気に高めるために、辛口を刷新する」と語った。新商品は麦芽の使用比率を高めて飲み応えを増し、ホップの品種と配合を見直すことでキレの良さを引き上げたという。

消費者に生ビールに期待することを複数回答で尋ねたアンケートでは、冷え(58.1%)、泡立ち(35.8%)、鮮度(35.0%)、銘柄(34.6%)、注ぎ方(33.8%)の順となった。古沢氏は「ビールにおいて、冷えは味を構成する本質的な価値だ」と強調し、冷やすことで辛口のうまさがさえることにこだわったと説明した。

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「アサヒスーパードライ」と「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は8月上旬から順次新商品に切り替わる。また、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は10月6日に発売予定だ。同社はマイナス2度で冷やした際の味わいにもこだわり、新たな楽しみ方を提案するという。

アサヒビールは今回の刷新を通じて、競争が激化するビール市場でのシェア拡大を狙う。酒税改正によりビール類の価格が変動する中、消費者にとって魅力的な商品を提供することで、需要喚起につなげたい考えだ。

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