総合小売業のイオンリテール(千葉市)は1日、兵庫県三田市弥生が丘に複合商業施設「そよら三田(仮称)」を出店すると発表した。開店は2027年秋の予定。同社は当初、施設内に三田市がフラワータウン市民センターを移転させる計画を考慮していたが、昨年12月に市が断念したため、施設計画を見直していた。
施設概要と特徴
出店場所は、かつて複合商業施設「フローラ88」があった跡地。敷地面積は約1万2000平方メートルで、地上3階建ての延べ床面積は約1万3500平方メートルとなる。核となるスーパーマーケットを中心に、日用品など生活に必要な商品を取りそろえる。3階には子どもが遊べるスペースを設ける計画だ。入居するテナントの詳細は未定となっている。
地域の声と市長の期待
イオンリテールは公表理由について「地域のお客様から早期開業の声をいただいていた」と説明。さらに「ダイエー三田店からイオン三田店へ屋号を変えながら長年営業を続けてきた場所。神戸電鉄フラワータウン駅に直結していることを売りに、三田に必要なものをきっちり詰めていく」とコメントした。
三田市の田村克也市長は「地区のにぎわい創出に欠かせない施設。市民が待ち望んでおり、市としても何より大変うれしい」と歓迎の意を表した。
経緯と背景
フローラ88は2025年2月末に営業を終了し、建物は解体された。市は後継施設としてフラワータウン市民センターを移転させる計画を進めていたが、市議会から市民への説明不足などを理由に関連議案が2回否決され、断念に至った。今回のイオンリテールによる出店決定は、地域の商業活性化と住民の利便性向上につながると期待されている。



