福井でエアコン買い替え駆け込み需要、省エネ基準厳格化前に
福井でエアコン買い替え駆け込み需要、省エネ基準厳格化前に

来春の省エネ基準引き上げを見据え、福井県内でエアコンの買い替え需要が急増している。2027年4月から家庭用エアコンの省エネ基準が厳格化されることに伴い、新基準を満たさない製品の製造・販売が難しくなるため、家電量販店では在庫不足を懸念した早期購入を促す動きが広がっている。

家電量販店の様子

福井市のエディオン福井本店では、5月下旬から「駆け込み需要による在庫不足が予想されます。豊富な在庫から選べる今がチャンス!」という店内放送が流れ、平日にもかかわらず家族連れや夫婦連れで売り場は活気づいている。店頭には従来タイプと新基準対応タイプが並び、6畳用で従来タイプが12万円台、新タイプが18万円台と約6万円の価格差がある。新タイプの取り扱いはまだ全体の3割程度だが、従来タイプは在庫限りの販売となるため、早めの購入が推奨されている。

消費者の声

福井市の会社員、近藤まな美さん(49)は、従来タイプと新タイプの2台を購入した。買い替えと子ども部屋への新設が目的で、「来春から高くなるかもしれないとニュースで知り、使用頻度に応じて選びました」と話す。同店では、この夏の猛暑予想も追い風となり、4月のエアコン売上は前年同期比40.6%増を記録した。

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電気代の節約効果

新タイプは購入価格が高いものの、消費電力が少ないメリットがある。エディオンによると、6畳用で年間3000~4000円、14畳用で約1万円の電気代節約が見込める。ただし、初期コストを回収するには長期間の使用が必要で、店舗担当者は使用頻度や予算に合わせた機種選びを提案している。

地元電器店の状況

福井市の電器店「まえがわでんき」でも4月以降、前年比3倍以上の販売台数を記録。低価格帯の小型機種が人気だという。県電器商業組合副理事長で店主の前側泰伯さん(53)は「福井では夏だけエアコンを使う家庭も多い。来年以降の値上がりを考えると、今のうちに買い替えても良いのでは」とアドバイスする。

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