東京都市部の人口、国勢調査で初の減少 都全体の伸び率も鈍化
東京都市部の人口、国勢調査で初減少 伸び率鈍化

東京都は29日、2025年に実施された国勢調査の速報値を公表し、都内の総人口が1424万6219人に達したことを明らかにした。これは2020年の前回調査と比較して19万8625人の増加となるが、増加率は1.41%にとどまり、2000年以降の調査で最も低い水準となった。

市部の人口が初めて減少

注目すべき点は、東京都の市部(区部を除く市町村)の人口が421万7852人となり、前回調査から1万6529人減少したことだ。国勢調査が1920年に開始されて以来、市部の人口が前回調査を下回るのは今回が初めてである。一方、区部(23区)の人口は995万3160人で、6回連続の増加を記録。島部の人口は2万2051人で、2010年以降4回連続の減少となった。

都全体の人口増加傾向に陰り

東京都の人口は戦後ほぼ一貫して増加を続け、2020年の調査で初めて1400万人を突破した。しかし、2000年以降の調査では増加率が2.47%から4.63%の範囲で推移していたが、今回は1%台半ばにまで鈍化した。この背景には、少子高齢化や郊外から都心への人口移動の変化などが影響しているとみられる。

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なお、今回の速報値は2025年10月1日現在の調査に基づくもので、確報値は2026年9月に国から公表される予定である。東京都は今後、詳細な分析を進め、人口動態の変化に対応した政策を検討する方針だ。

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