島根原発、金具不備で冷却基準逸脱が30年間で頻発…中国電力が発表
島根原発、金具不備で冷却基準逸脱が頻発

島根原発、金具不備で冷却基準逸脱が30年間にわたり頻発

中国電力は1日、島根原発2号機(松江市)の原子炉内で燃料を支える金具に不備があった問題について、金具の不備によって冷却水の量が変動した結果、燃料の冷却機能に関する社内の基準を満たしていない事態が約30年間で度々起きていたことを明らかにした。同社は燃料の健全性に問題はなかったと説明している。

基準逸脱の背景

中国電力によると、社内の基準を下回る状態が続くと、トラブル発生時に燃料を冷却しづらくなる恐れがあり、保安規定で定める「運転上の制限」を逸脱したと判断される。問題は今年2月の運転停止後に発覚した。137個ある金具のうち1個で、冷却水を通す穴の直径が本来約6.2センチのところ、3センチしかなかった。動作訓練で使用する模擬部品を誤って装着していたことが原因とされる。

中国電力の調査によると、金具を設置した平成7年以降の運転サイクル13回全てで、一時的に冷却機能に関する社内基準を逸脱する事態が発生していた。つまり、約30年間にわたり、冷却機能の基準が度々満たされていなかったことになる。

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安全への影響

同社は「燃料の健全性に問題はなく、安全上の即時リスクはなかった」と強調している。しかし、今回の事態は原子力発電所の安全管理体制に疑問を投げかけるものだ。中国電力は再発防止策を講じるとともに、原子力規制委員会に詳細を報告する方針。

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