米グーグルは19日、人間の生活を支える人工知能(AI)技術を相次いで発表した。メールや買い物などを代行する24時間稼働のAIエージェント、文章や画像がAIで生成されたものかを見破る機能、そしてかつて断念したメガネ型端末の再参入を明らかにした。
年次開発者会議で新技術を披露
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)も出席し、米カリフォルニア州マウンテンビューの本社で年次開発者会議が開催された。同会議では、個人向けAIエージェント機能「スパーク」が発表された。これは文字や音声での指示に応じて、メールや文書作成、カレンダーなど複数のアプリから必要な情報を収集し、複雑なタスクを遂行するものだ。例えば、子どもの学校からのメールから重要な予定や提出期限を抽出し、ユーザーに通知するよう指示できる。
AI生成コンテンツの識別機能
グーグルはまた、AIが生成した文章や画像を高い精度で見破る新機能を発表した。これにより、偽情報や誤解を招くコンテンツの拡散を防ぐことが期待される。同機能は、グーグルの検索エンジンや画像検索に統合される予定だ。
メガネ型端末への再参入
さらに、同社は以前に断念したメガネ型端末の新バージョンを発表した。この端末は、AIアシスタントと連携し、リアルタイムで情報を表示したり、翻訳やナビゲーションを支援する。グーグルは2013年に「Google Glass」を発売したが、プライバシー懸念などで一般向け販売を中止していた。今回の再参入は、AI技術の進化を背景に、実用的なウェアラブル端末としての可能性を追求するものだ。
これらの発表は、グーグルがAI分野でリーダーシップを強化し、日常生活におけるAIの役割を拡大する戦略の一環とみられる。



