「ジュウリョクピエロ」現象で伊坂幸太郎『重力ピエロ』が重版、競走馬が火付け役
「ジュウリョクピエロ」現象で伊坂幸太郎『重力ピエロ』重版

新潮社は26日、伊坂幸太郎さんの小説『重力ピエロ』(2003年刊行)を2万部増刷すると発表した。20年以上前の作品に突如注目が集まったのは、同名の競走馬「ジュウリョクピエロ」の活躍がきっかけだ。

オークス制覇が呼んだ「ジュウリョクピエロ現象」

中央競馬3歳牝馬クラシックレースの第87回オークスで、今村聖奈騎手(22)が5番人気のジュウリョクピエロに騎乗し、JRA所属の女性騎手として初のG1制覇を達成した。この快挙を受け、ネット書店では『重力ピエロ』が欠品となるなど品薄状態に。小説内には主人公の兄弟が母親と競馬場を訪れ、印象的な出来事が起こる場面が描かれており、SNS上でも話題を呼んだ。

作者も応援していた競走馬

伊坂さんは少し前にジュウリョクピエロの存在を知り、4月12日の「忘れな草賞」の時から応援していたという。馬名の由来はもちろん自身の小説であり、その縁が今回の現象につながった。

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営業部長の内田浩平さんは「想像以上の反響で驚いている。これをきっかけに作品に注目が集まり、書店に足を運ぶ人が増えれば、業界全体が盛り上がるのでは。ジュウリョクピエロが今後も活躍することで、話題が続いてほしい」と期待を寄せた。

『重力ピエロ』は、遺伝子や家族の絆をテーマにしたミステリー仕立ての物語で、これまでも多くの読者に支持されてきた。今回の重版により、さらに新たな読者層に届くことが期待される。

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