「LGBTQ+の祭典」Tokyo Prideに千葉の若者らが出展、ことばの力で多様性をポジティブに
Tokyo Prideに若者ら出展、ことばの力で多様性を肯定

6、7両日に東京・代々木公園で開かれるLGBTQ+(性的少数者)の祭典「Tokyo Pride」に、千葉県内や都内の若者たちが、性の多様性を肯定する「ことば」の力をテーマにしたブースを出展する。心の糧になる言葉のおみくじや、大切にしている言葉を共有する企画を通じ、生きづらさを抱える人たちの背中を押そうとしている。

若者たちが企画したブース

企画しているのは、多様な性のあり方をテーマに活動する認定NPO法人「JASH」(船橋市)のユースメンバーたち。リーダーの高校3年、板橋明澄さん(18)=東京都=は「言葉は、時に人を傷つけるけれども、つらい時期を乗り越える足掛かりにもなる。ネガティブな言葉をポジティブな言葉で取り除きたい」と話す。ユースメンバーは学生や社会人ら約20人で、昨年に続く出展となる。

認めない風潮にあらがう

板橋さんは人権問題に興味を持ち、昨年8月にJASHに加入した。米国でトランプ大統領の就任後、多様性を後退させる政策が進み、国内でも、同性カップルの権利保障などを否定する意見が交流サイト(SNS)などで散見される。今回の企画は、それぞれの心にある前向きな「ことば」を集め、性の多様性を認めない風潮にあらがおうとする狙いだ。

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企画のうち「ことばのみくじ」は、メンバーの心に深く刻まれた本や映画、歌詞の一節などから選んだ言葉を紹介する。「ことばの交換ポスト」では、来場者が大切な言葉を紙に書き、ポストに入れる。それを別の来場者が取り出して読み、新たな言葉を別の紙に書いて入れる。板橋さんは「いろんな経験をしてきた人の言葉を集めたい」と期待する。

共感、安心できる空間を

他にも「愛」や「恋」など人によって考え方がさまざまな言葉の意義を考えるコーナーなどもある。

メンバーには、性的少数者の当事者もいる。都内に住む高校2年の村上健さん(16)は、性自認が男性や女性に限定されず揺れ動く「ジェンダーフルイド」を経て、現在は、男性として男性を好きになるゲイだと自覚している。当事者にとって、自分を否定されるようなマイナスな言葉が心に残りやすいという。「『当事者は悪くない、自分を大切にしてほしい』と伝えたい。さまざまな来場者と話して、共感や安心できる温かい空間をつくりたい」と意気込む。

企画の備品や活動費として、30万円を目標に5日までクラウドファンディングで募っている。

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