鳥取県、大山ブロッコリーPR動画を公開 子役・永尾柚乃さんが魅力を紹介
鳥取県は、大山ブロッコリーをPRする動画を制作し、県の公式YouTubeチャンネルで公開を開始した。2026年4月にブロッコリーが国の「指定野菜」に追加されたことを記念し、改めてその美味しさを広く知ってもらうことを目的としている。動画には、ブロッコリー好きで知られる人気子役の永尾柚乃さん(9)が起用され、大山ブロッコリーの魅力を余すところなく伝えている。
収穫編と調理編の2本立て
動画は第1弾の「収穫編」(約1分40秒)と第2弾の「調理編」(約1分50秒)の2本で構成され、5月22日と29日にそれぞれ公開された。永尾さんは県の「1日推しごとナビゲーター」として、大山町の農家の畑を訪問。収穫方法を間近で観察し、寒暖差の大きい気候により甘みが凝縮され、苦みやえぐみが少なく食べやすいことを学んだ。一面のブロッコリー畑を目にした永尾さんは「感動した」と驚き、「食べるのがますます楽しみ」と期待を寄せた。
調理編では、地元住民で構成される大山ブロッコリー料理研究会のメンバーから「ブロッこんぶ」の作り方を伝授された。ブロッコリーを小さく切り分けて袋に入れ、電子レンジで加熱し、塩昆布とごま油を混ぜ合わせる簡単なレシピで、永尾さん自身も調理に参加。出来たてを口にすると、「軟らかくて甘さがある」と目を丸くして感動した様子を見せた。
指定野菜としての新たな一歩
ブロッコリーが4月に指定野菜に追加されたことは、1974年のバレイショ以来、実に52年ぶりの新規追加となる。指定野菜は、農林水産省が「消費量が多く、国民生活に重要」と認めた野菜で、キャベツやキュウリ、トマトなど15品目が指定されている。産地指定を受けることで、価格低迷時に生産者への国の補助金が手厚くなる利点がある。
大山ブロッコリーは、大山町を中心に大山山麓で生産され、2018年12月には地理的表示(GI)保護制度の登録を受けている。農水省の指定を受ける167産品(3月現在)のうち、ブロッコリーでは唯一のGI登録産品となっている。山麓のミネラル豊富な「黒ぼく土壌」で栽培されることで、甘みが強く柔らかいのが特徴だ。
県食パラダイス推進課の永島宗弥水産技師は、「幅広い年代に親しまれている永尾さんの力を借りて、甘くておいしい大山ブロッコリーの魅力が広く知れ渡り、県内外の人々にとって身近な存在になってほしい」とPR動画の普及に期待を寄せている。



