越前松島の遊歩道橋が22年ぶりに復活、大島への渡り初めで観光客歓喜
越前松島遊歩道橋22年ぶり復活、大島へ再び渡れる (09.04.2026)

越前松島の遊歩道橋が22年ぶりに復活、大島への渡り初めで観光客歓喜

福井県坂井市三国町梶の景勝地「越前松島」において、老朽化により長らく通行止めとなっていた遊歩道橋が改修され、22年ぶりに最も大きな島「大島」へ渡れるようになりました。通行再開は2026年3月20日からで、散策に訪れた観光客らが、日本海を一望できる壮大な景観を満喫しています。

越前松島の魅力と遊歩道の歴史

越前松島は、東尋坊の北東に位置する風光明媚な景勝地で、一帯には越前松島水族館もあり、多くの観光客でにぎわっています。この地域は約1200万年前の火山活動によって形成され、溶岩が冷え固まる際に柱状に割れ目ができる「柱状節理」の岩肌が広がる大小の島々が点在しています。その景観が日本三景の一つ、宮城県の松島に似ていることから、「越前松島」と名付けられました。

越前松島や東尋坊、雄島、浜地海水浴場など、三国の名所をつなぐ全長約5キロの遊歩道は、県が1969年から1972年にかけて整備しました。島々を眺めながら散策できるこの遊歩道は、長年にわたり多くの人々に親しまれてきました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

老朽化による通行止めと改修工事の経緯

しかし、遊歩道の一部で、大島へ渡るコンクリート製の橋(幅約1.5メートル、長さ23メートル)は、日本海の荒波や塩害の影響で劣化が進み、強度が低下していました。崩落の恐れがあるとして、2004年から通行止めとなっていたのです

海女を中心とした地元住民からは、「漁に出る際に遠回りをしなければならない」と橋の通行再開を求める要望が強く出されました。これを受けて、市は国の交付金を活用し、2025年4月から改修工事を実施。総工費約2300万円をかけて橋の床や底、手すりの修繕などを行い、安全性を確保しました。

再開後の様子と観光客の反応

再び通れるようになった橋を渡り、その先の岩肌を登ると、日本海が広がり、三国一帯を見渡すことができます。大島を散策していた同市坂井町の会社員、坪田直之さん(36)は、「三国の景色を堪能できた。20年以上も見られなかったなんてもったいない」と感動した様子で語りました。

坂井市観光交流課観光拠点整備推進室の内田裕貴主査は、「風光明媚な越前松島の魅力を感じられる場所です。ぜひ長く滞在してほしい」と期待を込めています。一方で、「橋の先は岩場が広がるため、足元に注意してほしい」と呼びかけました。

今後の整備計画と展望

市と県は今後、遊歩道全体で、舗装の補修や柵の設置など、必要な整備を進めていく方針です。これにより、散策を安全に楽しめる環境を整え、観光地としての魅力をさらに高めていくことを目指しています。

この改修工事の完了により、越前松島の自然景観が再び多くの人々に親しまれるようになり、地域の観光活性化にもつながることが期待されています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ