広島市中区のリーガロイヤルホテル広島で、今年2月に最上階にある二つのレストランの統括シェフに就任した渡部玲さん(45)。広島の豊かな食材を生かした一皿を提供したいと意気込んでいる。
渡部シェフの経歴
渡部さんは大阪府出身。同ホテルの運営会社に入社後、宴会部門や各レストランで経験を積み、2015年には料理を学ぶためにフランスへ渡った。昨年の大阪・関西万博では、参加国・地域からの要人をもてなす迎賓館で料理長を務め、特にデザートが好評だった。万博会場のシンボル「大屋根リング」をイメージした円形のムースに、「ミャクミャク」の目玉を模したチョコレートをのせ、季節の果物を添えた一品だ。
広島食材へのこだわり
同ホテルに赴任した渡部シェフは、「広島の海と山の恵みを生かした一皿を届けたい」と語る。休日には生産者のもとを訪れ、食材に込めた思いや工夫を聞くことを楽しみにしている。三次産のワイン、中国山地の自然で育った家畜のミルクから作られたチーズ、瀬戸内産ののりなど、気になる食材は尽きない。
目指す料理の形
「『こんなにおいしいのか』と思ってもらえるような料理を届けたい」と渡部さん。広島を代表するホテルで、こだわりの一皿を心ゆくまで楽しんでもらいたいと願い、そのための努力を続けている。



