和歌山県白浜町にある「温泉神社」として知られる山神社で6月1日、温泉の恵みに感謝する伝統の献湯祭が執り行われました。この祭りは毎年恒例の行事で、地域の温泉文化を支える重要な催しとなっています。
献湯祭の詳細
町内に源泉を持つ温泉会社8社と町の観光関係者ら約100人が参加。参加者たちは白装束や時代衣装に身を包み、朝一番に源泉からくみ上げた「一番湯」を入れた角だるを担いで温泉街を練り歩きました。行列は神社まで続き、厳かに源泉が奉納されました。
参加者の声
毎年参加しているという同町のホテル経営者、小山賀名さん(38)は「全国の皆さんに白浜温泉の魅力を伝えたい」と語り、温泉の素晴らしさを広く発信する決意を示しました。
白浜温泉の歴史
白浜温泉は、道後温泉(松山市)や有馬温泉(神戸市)とともに「日本三古湯」に数えられる歴史ある温泉地です。日本書紀には、有間皇子から白浜温泉の素晴らしさを聞いた斉明天皇が658年に訪れたとの記録が残っており、その由緒正しさがうかがえます。
この献湯祭は、温泉の恵みに感謝するとともに、地域の観光振興や文化継承にも貢献しています。参加者たちは、伝統的な装束で行うことで、温泉の歴史と魅力をより一層引き立てていました。



