信濃町の一茶記念館が「俳聖かるた」復刻版を販売、著作権引き継ぎで後世に継承
一茶記念館が「俳聖かるた」復刻版を販売、好評

信濃町の一茶記念館が「俳聖かるた」復刻版を販売、著作権引き継ぎで文化継承へ

長野県信濃町出身の俳人、小林一茶(1763~1827年)をはじめ、松尾芭蕉や与謝蕪村など江戸時代の三大俳人の句を収録した「俳聖かるた」が、同町の一茶記念館によって復刻され、大きな反響を呼んでいます。再販開始からわずか1か月で約50セットを売り上げる好調なスタートを切り、担当者は「俳句ファンに限らず、幅広い層に楽しんでいただければ」と期待を寄せています。

絶版になった「俳聖かるた」を復刻、著作権を引き継ぎ

このかるたは、1960年に名古屋市の伊藤ゆたか氏が小林一茶の句を集めて作成した「一茶かるた」を改良したものです。全国の俳人ゆかりの地で「文学のおみやげ」として長年にわたり親しまれ、一茶記念館でも年間約100セットが販売されていました。しかし、2024年に絶版となったことを受け、同館は「一つの文化として後世に伝えたい」との思いから、昨年約10万円で著作権を引き継ぎました。そして、2026年3月9日から復刻版の販売を開始しています。

48の名句と水彩画で彩られた魅力あふれるかるた

復刻された「俳聖かるた」には、「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」(小林一茶)、「古池や蛙飛びこむ水の音」(松尾芭蕉)、「春の海ひねもすのたりのたりかな」(与謝蕪村)など、計48の名句が収録されています。取り札には各句の情景を表す繊細な水彩画が添えられており、かるた遊びだけでなく、眺めるだけでも楽しめる芸術品としての価値も備えています。

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節目の年に文化を引き継ぐ意義

一茶記念館の学芸員、渡辺洋さん(47歳)は「今年は小林一茶の二百回忌にあたり、節目の機会にこのかるたの著作権を引き継ぐことができて良かった」と語ります。復刻版は税込み1,650円で、同館での直接販売に加え、電話やメールでの注文も受け付けています。また、施設や店舗への卸売りにも対応しており、より多くの人々に親しんでもらうための取り組みが進められています。

問い合わせは一茶記念館(電話:026-255-3741)まで。この復刻版は、俳句文化の普及と地域の伝統継承に新たな光を当てるプロジェクトとして、今後も注目を集めそうです。

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