今宮健太、揚げ物我慢で体改造「ケガしたら終わり」自覚し今季初猛打賞でソフトバンク勝利導く
2026年4月5日、福岡PayPayドームで行われたプロ野球の試合で、福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテマリーンズを4対3で破り、3カード連続の勝ち越しを決めた。この勝利の立役者となったのが、遊撃手の今宮健太選手である。今宮は今季初の猛打賞を記録し、チームの攻撃を牽引した。
試合の決定的瞬間と今宮の活躍
同点の4回、今宮はロッテの小島和哉投手から食い込んでくるスライダーを鋭く体を回転させ、左翼線へ適時二塁打を放ち、先制点を挙げた。この一打が小島攻略の突破口となり、チームの勢いを引き出した。さらに5回には広池恭司投手のカーブを左前へ運び、4点目を加える適時打を記録。7回にも中前打を放ち、今季初となる3安打の猛打賞を達成した。
試合は終盤まで緊迫した展開が続き、9回にロッテが好機を作るも、セーフティースクイズのプレーで走者が次々に挟まれてアウトになり、ソフトバンクが1点差で逃げ切った。試合後、今宮は「ひやひやだったけれど勝ててよかった」と安堵の表情を見せながらも、高々とグラブを掲げて喜びを表現した。
昨季の挫折から生まれた体改造への決意
今宮は昨シーズン、たび重なる故障に悩まされ、離脱を余儀なくされた。その間、後輩の野村勇選手らの台頭を許し、ベテランとしての立場を痛感する出来事が続いた。34歳を迎えた今季、今宮が強く自覚したのは「ケガをしたら終わり」という現実である。
この自覚から、今宮は大好物だった揚げ物を我慢し、食事制限を徹底。さらにウォーキングやジョギングを日課に取り入れ、脂肪を減らして戦える体作りに励んだ。本人は「小さなこと」と謙遜するが、何度も痛めた左ふくらはぎへの負担が軽減され、体のキレが徐々に戻ってきたという。
ポジションを超えた貢献とチームへの思い
この試合では、左腕の小島投手対策として、ライバルである野村選手とともに起用された。今宮は長年守ってきた遊撃のポジションにこだわるよりも、「与えられたところで結果を出すこと」を強く意識していると語る。その姿勢が、チームの開幕ダッシュを支える原動力となっている。
ソフトバンクの小久保裕紀監督は、今宮の活躍について「ずっといい感じで振れている。今日はヒットゾーンに飛んだ」と高く評価。17年目のシーズンを迎えた今宮の順調な滑り出しは、チーム全体の勢いにも好影響を与えている。
今宮は「(感覚が)だんだん良くなってきた」と笑みをこぼし、新たな挑戦への意欲を覗かせた。ベテランとしての自覚と努力が実を結び始めた今季、今宮のさらなる活躍が期待される。



