第36回みんゆう県民大賞(福島民友新聞社主催)の受賞者が決定しました。この賞は、県内で顕著な功績を残した個人や団体を顕彰するものです。
スポーツ賞:学法石川高男子陸上部
スポーツ賞には、学法石川高等学校男子陸上部が選ばれました。同部は、昨年12月に京都市で開催された男子第76回全国高校駅伝競走大会において、大会史上初めて2時間1分を切る2時間0分36秒の記録を達成し、初優勝を飾りました。これまで県勢男子の最高順位は1995年の田村高校の2位であり、学法石川の優勝は快挙となりました。
学法石川は、有望なランナーを擁ししばしば優勝候補に挙げられる強豪でしたが、過去には入賞を果たしても頂点には届きませんでした。しかし、出場を重ねるごとに練習法を見直し、スピードと持久力の両立を追求し続け、17度目の出場で結果を出しました。これは歴代選手の努力が積み重なった末の栄冠と言えるでしょう。
自分たちの力を信じ、力強く都大路を走り抜けた姿は、県民に大きな感動を与えました。選手や関係者の功績を称えつつ、本県のスポーツ界をけん引する存在として、今後もさらなる活躍を期待します。
ふるさと創生賞:浜通りサーティーン
ふるさと創生賞に選ばれたのは、浜通りの広域連携団体「HAMADOORI13(浜通りサーティーン)」です。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、浜通りの各地で地域再生に取り組む若手経営者らが、市町村の枠組みを超えた地元主導の復興と地域活性化を実現するために集まり、2020年に結成されました。
子ども未来支援財団と連携した「フェニックスプロジェクト」では、地元の先輩として若手の起業をサポート。支援を受けた18社は、地域で新たな産品やサービスを提供する事業者に成長しています。また、JR東日本や通販大手QVCジャパン(千葉市)などと連携し、関係人口の創出や産品の販路拡大にも尽力しています。
年度内には、教育や地域コミュニティーの再生に取り組む団体などを応援する「福島浜通り未来基金」を創設する予定です。多業種が集うネットワークの強みを生かして、浜通りの持続的な復興を支えていくことが期待されます。
顕彰の意義
両団体の競技や地域づくりに対する姿勢や活動には、成功に向けたヒントが詰まっています。今回の顕彰が、夢や目標を追い続ける人や団体にとって刺激となり、本県の振興の一助となることを願います。



