サンダーズ感謝祭にファン3700人 辻主将「恩返しV目指す」
日本一を決めるチャンピオンシップ(CS)に2年連続で出場した男子プロバスケットボール・Bリーグ1部(B1)の群馬クレインサンダーズは31日、太田市でファン感謝祭を開いた。ホームの太田市総合体育館(オープンハウスアリーナ太田)で、辻直人主将は集まったファン約3700人を前に「恩返しのため、これからも最終目標である優勝を目指したい」と決意を表明した。
感謝祭の様子
感謝祭には8選手が参加し、「大運動会」では選手とファンが2チームに分かれ、綱引きや大縄跳びを楽しんだ。ファンも選手と作戦を練りながら汗を流した。藤井祐真選手のファンという太田市の女性会社員(47)は「普段見られない姿で、楽しかった」と声を弾ませた。同市の小学3年の男児(8)は「藤井選手に『絶対勝とう』と言ってもらえてうれしかった。次のシーズンも応援したい」と笑顔だった。
辻主将の決意
最後にあいさつした辻主将は「たくさんのトラブルに見舞われたけれど、チームは着実に成長した」とも語った。サンダーズは今季、レギュラーシーズン42勝18敗で東地区の3位だった。東西両地区3位以下のうち勝率が高い4チームがCSに進出できる「ワイルドカード」で2年連続のCS進出を果たした。
チームの好成績
昨季から指揮するカイル・ミリングヘッドコーチが強化の重点を置く守備と3点シュートは好成績を残した。レギュラーシーズンの平均失点は73.0点と両地区26チーム中で最も少なかった。3点シュートの成功率は36.6%で2位と、昨季の34.9%(5位)から精度を上げた。一方、けがで主力が離脱する時期もあり、序盤は勝率が伸びなかったが、全12選手がそろい始めた3~4月には13連勝でチームのB1での連勝記録を更新した。この13試合の平均失点は約66点と堅守が光り、辻主将は5月28日、報道陣に対して「ディフェンスが相手の脅威になっている」と胸を張った。
CSの戦い
2戦先勝方式のCS準々決勝もけが人を抱えながら、今季2戦2敗の千葉ジェッツ(東地区2位)とアウェーで対戦した。第1戦は87―68で圧勝してCS初勝利を収めたが、第2、3戦はいずれも後半に苦しんだ。辻主将は「チームが一つとなり、それぞれの役割を理解してプレーできた。CSで勝った、負けたの経験を乗り越えて強豪になれる」と強調する。
来季の展望
来季は新たなトップカテゴリーとなる「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に所属する。同時にコートに立てる外国籍の選手は2人から3人に増える。辻主将は「日本人のプレータイムは少なくなる中で、積極的にプレーし、貢献したい」と意気込んだ。



