中日・高橋宏斗、自己新15奪三振も「投げ負けた」悔しさ 阪神戦で痛恨の2ラン被弾
中日・高橋宏斗、自己新15奪三振も悔しい敗戦

中日・高橋宏斗、自己最多15奪三振も「投げ負けた」

中日ドラゴンズは6日、バンテリンドームナゴヤで行われた阪神タイガース戦に0-2で敗れ、連勝が3でストップした。先発の高橋宏斗投手は7安打を許しながらも自己最多となる15奪三振を記録したが、六回に高寺望夢に浴びた1号2ランが決勝点となった。打線は散発2安打に終わり、二塁すら踏めずに完封負け。阪神先発の高橋遥人投手は今季4度目の完封で4勝目を挙げ、チームの連敗を2で止めた。

投手戦を制したのは阪神・高橋

「投げ合う」という表現がぴったりの投手戦となったこの試合。高橋宏はセ・リーグ記録にあと一つと迫る15奪三振をマークし、自己最速タイの157キロを計測するなど直球に威力を見せ、8回131球を投げて2失点と試合を作った。しかし、相手の高橋遥人が3試合連続完封勝利と、さらに上を行く投球を披露。投手キャプテンを務める23歳の右腕は「投げ負けた」と悔しさを滲ませた。

今季2度目の対戦となった両投手は、ともに五回までスコアボードに「0」を並べた。高橋宏は「先制点を取られた方が負ける」と予想していたが、先に失点したのは自分だった。

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痛恨の一発は「失投」

六回、先頭打者である投手の高橋遥人に左前打を許すと、続く1番・高寺は初球にバントの構えを見せた。1ボールからの2球目、高橋宏は「打ってくる可能性がある」と警戒し、選択したのは指がかかって良い感覚があった直球。しかし、捕手・石伊雄太が「外角のラインならファウルか、最悪でもレフト前」と構えたミットよりやや中に入った152キロの直球を、高寺に右翼スタンドへ運ばれた。高橋宏は「失投だった」と反省。石伊も「(バントもヒッティングも)ケアしなければいけない中で、一番やられてはいけないことだった」と表情を曇らせた。

打線も沈黙、指揮官も嘆く

一方の打線は、防御率リーグトップの左腕・高橋遥人を前に好機を作れなかった。3番で無安打に終わった村松開人は「打つボールがなかった」と脱帽。井上一樹監督は「どちらに転んでもワンチャンスかツーチャンスという中で、相手にワンチャンスを取られてしまった」と嘆いた。

昨年4月29日~5月1日以来の阪神戦3連勝を逃した。経験の浅い先発投手が登板して2連敗していた相手に対し、力のある投手で接戦をもぎ取られた形だ。

大型連休期間に行われた8試合は4勝4敗。負け越しは再び2桁の10に達した。一進一退が続く日々に、高橋宏は「勝たせるために投げないといけない」と語り、結果でチームを救いたいと意気込んだ。

井上一樹監督コメント

(相手の高橋との対戦で想定とギャップはあったか)データが示す通り。前回(4月12日)も対戦しているし、絶好調だというのは分かっている。結局、結果が出ないということは、望んでいた攻撃がなかなかできなかったということ。

(高橋宏は)「高橋」同士の対戦で、前回よりは高橋宏も気合の入った良い投球をしてくれたと思う。ロースコアを想定する中で、ワンチャンス、ツーチャンスを作ることができなかった。

(高橋宏を六回の打席へ立たせた)2点だったらまだチャンスはあると踏んでいた。まだ3イニングあり、きょうの高橋宏をあえて代えなかった。そこで迷いはなかった。

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