ソフトバンク・上沢直之が全12球団勝利を達成、プロ23人目の快挙
福岡ソフトバンクホークスの上沢直之投手が、4月11日の北海道日本ハムファイターズ戦で今季初勝利を挙げ、プロ野球全12球団からの勝利を達成した。これはプロ野球史上23人目となる記録で、上沢は「早めに達成したかったのでよかった」と喜びを語った。
試合の流れと上沢の力投
試合はエスコンフィールド北海道で行われ、ソフトバンクが6-3で逆転勝利を収めた。ソフトバンクは四回に柳田悠岐選手のソロ本塁打で同点とし、六回には牧原大成選手の適時打や近藤健介選手の3ラン本塁打などで5点を勝ち越した。日本ハムは開幕からこのカードで4連敗を喫している。
先発した上沢投手は、一回に矢沢宏太選手に先頭打者本塁打を浴びたものの、その後は意に介さず、速球とフォークを武器に大胆な攻めを貫いた。七回には3連打と清宮幸太郎選手の内野安打で1点を失ったが、レイエス選手を低めの152キロの速球で見逃し三振に仕留め、7回2失点にまとめた。
記録達成への思いとチームメートの評価
上沢は、プロキャリアを歩み始めた北海道の地で移籍後初登板を果たし、「感謝の気持ちを持ちながらマウンドに上がった」と心境を明かした。同学年で日本ハム時代もチームメートだった近藤健介選手は、上沢について「探究心があって、ピッチングのことを常に考えている」と評価している。
開幕試合では2被弾して勝ち負けがつかなかったが、この日も自身のスタイルを変えずに投げ切り、通算83勝目を手にした。32歳の右腕は「次、またしっかり進んでいけたらいい」と先を見据え、節目の記録を通過点と捉える姿勢を示した。
監督のコメントとチームの戦略
ソフトバンクの小久保裕紀監督は、試合前、日本ハムの破壊力ある打線について「ソロはOK。走者をためてからいかに防ぐか」と割り切った戦略を語っていた。上沢の勝利について、小久保監督は「なかなか勝ちがつかなかったけど、やっと一つ勝ち星をつけられてよかった」とねぎらった。
この勝利により、上沢はプロ野球の歴史に名を刻む快挙を成し遂げた。今後もさらなる活躍が期待される。



