阪神・大山悠輔が得点圏11打数ノーヒットのスランプを脱却、今季初タイムリーで勝利に貢献
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースが、9日の試合でヤクルトスワローズを2-0で下し、開幕から4カード連続での勝ち越しを達成した。この勝利の立役者の一人が、5番打者として出場した大山悠輔内野手である。大山は、前日まで得点圏で11打数無安打と苦しんでいたが、ついに今季初の適時打を放ち、貴重な追加点をもたらした。
四回の適時打でスランプを打破
試合は四回に阪神が先制点を挙げた。先頭打者の森下がソロホームランを放ち、続く佐藤が二塁打で出塁。ここで迎えた大山の打席では、フルカウントからヤクルトの奥川投手が投じた甘いフォークボールを捉え、痛烈な打球を左前に運んだ。この適時打により、佐藤が生還し、チームは2点目を追加。大山は試合後、「プロ初先発の茨木投手に勝ちをつけることができて良かった」と喜びを語った。
開幕直後の苦戦と工夫
大山は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を経験した森下と佐藤の3、4番コンビが開幕直後から活躍する中、波に乗り遅れていた。前日までの打点は、開幕戦での犠牲フライによる1点のみで、不動のクリーンアップとしての役割を果たせずにいた。昨季同様の悔しさを味わい続ける中、最近では構えを工夫し、小刻みにバットを揺らす動作を取り入れるなど、状態向上に努めていた。
その努力が実り、この試合で4試合連続安打を記録。試合前の打撃練習でも快音を連発し、手応えを確かなものにした。大山は、「もう一回レベルアップする」と意気込む10年目のシーズンに向け、勝利を導く一打を貪欲に求めていく姿勢を示している。
チームの好調と今後の展望
阪神はこの勝利で、開幕からの好調を維持。先発投手の茨木がプロ初先発で初勝利を挙げるなど、若手選手の台頭も光った。一方、ヤクルトは再三の出塁機会を生かせず、無得点に終わった。大山のタイムリー打は、チームの連勝に弾みをつけるとともに、自身のスランプ脱出のきっかけとなる重要な一打となった。



