鹿児島市は29日、市議会産業観光企業委員会において、サッカー場を想定した新スタジアムの候補地2か所に関する立地可能性調査の結果を報告しました。事業費は、県立鴨池庭球場敷地と鹿児島サンロイヤルホテル敷地のいずれも200億円超と試算され、庭球場敷地の方が約3割安く、供用開始時期も2年早くなるとの見解が示されました。
調査結果の概要
市は昨年11月、住吉町15番街区に移転後の鹿児島サンロイヤルホテルの跡地と、県立鴨池庭球場の敷地の2か所について、立地可能性を調査していました。調査結果によると、事業費は庭球場敷地に整備した場合が215億円、鹿児島サンロイヤルホテル敷地は293億円となりました。施設規模は両案とも同程度とされ、スタジアム関連の整備費はいずれも187億円です。
サンロイヤルホテル敷地の場合
サンロイヤルホテル敷地を活用する場合は、土地の取得費として106億円が必要となります。一方、庭球場敷地は市有地のため土地代は不要ですが、庭球場を移設するには解体費や新たな庭球場の建設費として28億円がかかるとしています。
供用開始時期
新スタジアムの最短の供用時期については、庭球場敷地が2036年度を見込むのに対し、サンロイヤルホテル敷地は新ホテルが開業する2032年度以降に現ホテルの解体に着手するため、2038年度になると見込まれています。
今後のスケジュール
委員からは候補地の決定時期について質問が出され、市の担当者は「できるだけ早期に決めたいという思いがある」とする一方、「具体的な時期は示せない」と述べるにとどめました。市は県などと費用負担などについて協議した上で、最終決定する方針です。



