パルクールの聖地目指す横須賀、トップ選手移住でW杯銀メダル獲得
パルクール聖地へ、横須賀市がトップ選手受け入れ成果

神奈川県横須賀市が、アーバンスポーツを街づくりの柱として位置づけ、身体能力を高めるスポーツ「パルクール」の聖地化を目指している。東京都体操協会パルクール委員会との連携を強化し、市内に活動拠点を移した選手が国際大会で早速成果を挙げ、機運が高まっている。

パルクールとは

パルクールはフランスの軍事訓練を起源とするスポーツで、人間の持つ身体能力を最大限に引き出し、より速く効率的に障害物を乗り越える技術や、技の難易度を競い合う。走る、跳ぶ、登るといった基本的な動作を組み合わせ、自由な発想で障害を攻略する点が特徴だ。

トップ選手が横須賀に移住

横須賀市は、日本ランキング1位の鈴木智也選手(28歳)と同3位の大貫海斗選手(23歳)に対し、住居や活動場所を無償で提供する支援を開始した。将来的にはふるさと納税などの寄付を活用し、家賃や遠征費、練習費を賄う仕組みを構築する計画だ。選手たちは「横須賀市所属選手」として、子どもたち向けの体験会などに参加するほか、国内外の大会に出場する。

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大貫選手、W杯で銀メダル

大貫選手は5月16日、市所属選手として初めて臨んだフランス・モンペリエでの「パルクール・ワールドカップ(W杯)」フリースタイル競技で2位となり、銀メダルを獲得した。この快挙は、横須賀市のパルクール振興策の成果として注目を集めている。

選手たちの意気込み

鈴木選手は連携強化発表時の記者会見で「世界中の人に横須賀市を知ってもらいたい」と述べ、さらなる活躍を誓った。大貫選手は「子どもたちが将来、パルクールで生活できる世界をつくりたい」と次世代育成や競技普及への夢を語り、パルクールを通じた持続可能なコミュニティ形成への意欲を示した。

市長のビジョン

上地克明横須賀市長は、新スポーツのトップ選手が移住することについて「多様な人が集う、活力ある横須賀をつくりたい」と述べ、パルクールを核とした街づくりへの期待を表明した。市は今後もアーバンスポーツの振興を通じ、市民の運動能力や健康増進、次世代アスリートの育成を図る方針だ。

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