東京都台東区の上野動物園は1日、ジャイアントパンダのメス「シンシン」が赤ちゃんを出産したと発表しました。同園でのパンダの赤ちゃん誕生は、2017年に生まれた「シャンシャン」以来、約4年ぶりです。
母子ともに健康
動物園によると、シンシンは1日午前11時ごろに陣痛が始まり、午後2時半すぎに無事出産しました。赤ちゃんの性別はまだ不明で、体重は約120グラムと推定されています。母子ともに健康状態は良好で、シンシンは赤ちゃんを抱きかかえるなど、落ち着いた様子を見せているということです。
パンダ繁殖の意義
上野動物園では、ジャイアントパンダの繁殖に長年取り組んでおり、今回の出産は保護活動の成果として注目されています。シンシンは2011年に中国から来日し、オスの「リーリー」との間にシャンシャンを授かりました。その後、2020年にも交尾が確認されていましたが、妊娠には至っていませんでした。
動物園は、赤ちゃんの成長を見守りながら、一般公開の時期などについては今後検討するとしています。パンダの赤ちゃんは、生後数か月は母親の母乳で育ち、徐々に竹を食べ始めるようになります。
来園者の喜び
このニュースを受け、上野動物園には早速多くの来園者が訪れ、パンダ舎の周りは祝福ムードに包まれました。家族連れの男性は「シャンシャンの時も感動しましたが、また新たな命が誕生して本当にうれしいです」と話しました。動物園は、当面はシンシンと赤ちゃんの安静を最優先に、公開時期を調整する方針です。



