亡き仲間に捧げる金星!武藤涼太選手がWBOアジアパシフィック王者に輝く
亡き仲間に捧げる金星!武藤涼太選手がWBO王者に

愛知県春日井市在住のプロボクサー、武藤涼太選手(21)が、東京都後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチで、世界ランキング1位の藤田健児選手(32)に7ラウンドTKO勝ちを収め、王座を獲得しました。下馬評を覆す大金星です。

下馬評を覆す勝利

WBOは世界主要4団体の一つ。相手の藤田選手は5度目の防衛戦に臨む強豪で、武藤選手は同13位にランクインしたばかり。主戦場のスーパーバンタム級では日本ユース王者ですが、フェザー級では駆け出しで、キャリアと実績で大きな差がありました。しかし武藤選手は「負けると思われているときほど燃える」と闘志を燃やし、初回から攻めて主導権を握りました。

冷静な攻めでTKO勝利

3ラウンド目からパンチが当たり始め、接近戦を仕掛けて相手の覇気を奪いました。頭の中は冷静で、リスクを避けつつ確実にダメージを重ね、7ラウンド目にTKOで勝利を決めました。

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亡き仲間に捧げる勝利

昨年8月、指導を受ける神足昌冶トレーナーの弟で、アマチュア時代から交流の深かった神足茂利選手が亡くなりました。茂利選手からは「俺が尊敬するようなボクサーになれ」と激励されていたといい、墓前にベルトを持ち帰ると誓ってリングに上がりました。勝利の瞬間、茂利選手の写真を持つ昌冶トレーナーと抱き合って涙。武藤選手は「少しは尊敬されるボクサーに近づけたかな」と天を仰ぎました。

世界王者への決意

「次は世界王者。目指すからには、どんな強い相手でも自分が勝つ」と意気込む武藤選手。中学時代まで通った地元ジム「ABS CLUB BOXING」の安部悟会長は、「小さいころから『世界王者になる』と言い続け、何度負けても熱意を維持している。それが彼の一番の才能」と評価。武藤選手は「技術面でも気持ちの面でも、今の攻めのスタイルの基礎ができたのはここのおかげ。実家のような存在です」と感謝しました。

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