私立開新高ボクシング部(熊本市中央区)は、創部から30年目を迎え、全国大会の優勝者を輩出するなど輝かしい実績を誇っている。選手たちは日々の猛練習に打ち込んでおり、18日から県立総合体育館で始まる「全九州高校ボクシング競技大会」に出場する選手もいる。
厳しい練習と監督の指導
5月下旬、シャドーボクシングやマスボクシングで黙々と汗を流す部員たちに、西垣祥二郎監督(60)の助言が響いた。「バランスを崩したら、相打ちの時に負けるぞ」。1997年の創部以来、西垣監督は部員を率いてきた。ボクシング場には、高校生日本一に輝いた選手たちの顔写真が後輩たちを見守るように飾られている。
部員構成とチームの雰囲気
現在の部員は3年生3人、2年生15人、1年生7人の計25人で、各学年に1人ずつ女子選手も在籍している。部員の8割以上が未経験者だが、県高校総体に向けて部内では選考会を開催するなど活気にあふれている。学年に関係なくアドバイスを送り合える雰囲気で、3年の西村舞桜主将(17)は「人数の少ない3年生にとってもありがたい環境」と話す。
選手の目標と監督の思い
2年の古閑大和さん(16)の目標は世界王者だ。「これまでのスタイルを崩さず、改善点を指摘してくれるし、セコンドについてもらえれば安心して試合に臨める」と西垣監督に全幅の信頼を寄せる。部員個人の性格や能力に合わせた指導を心掛けているという西垣監督は、「自分の力を存分に発揮できる精神力と体力を身につける場にしたい」とリングに熱い視線を送った。
学校紹介
開新高は1904年(明治37年)に鉄道業務を学ぶ東亜鉄道学院として創立。校是は「自主独立・互尊協和・誠実勤勉」。普通科のほかに土木建築科や自動車科などがあり、4月からは電気情報科の名称を半導体工学科に変更し、半導体の基礎知識や電気・電子についても学べるようになった。



