広島でアーバンスポーツ複合イベント開催 ブレイキンなど5競技で聖地化目指す
広島県などは2026年4月17日から19日までの3日間、広島市中区のひろしまゲートパークにおいて、アーバン(都市型)スポーツの複合イベント「URBAN FUTURES HIROSHIMA 2026」を開催します。このイベントでは、ブレイキン(ブレイクダンス)をはじめとする5つの競技が実施され、一般来場者向けの体験会も開かれる予定です。県はアーバンスポーツの聖地化を目指しており、地域振興につなげたい考えを示しています。
多彩な競技と著名ダンサーの来場
イベントでは、以下の5つのアーバンスポーツ競技が行われます。
- ブレイキン(ブレイクダンス)
- スケートボード
- 3人制バスケットボール
- パルクール(障害物を乗り越える競技)
- ダブルダッチ(ロープ2本で表現力を競う競技)
特に注目されるのは、ブレイキンのカリスマ的存在で、パリオリンピック代表の半井重幸さん(ダンサー名Shigekix=シゲキックス)の来場です。彼のダイナミックなダンスパフォーマンスは、会場を魅了することでしょう。
聖地化への歩みと経済効果
アーバンスポーツは、東京オリンピックでスケートボードなどが正式競技として採用されたことをきっかけに、注目度が高まっています。広島市内では、2018年と2019年に国際大会「FISE(フィセ)」が開催され、これを契機に県はアーバンスポーツの聖地化を目指すようになりました。
県はその後、経費面などを考慮して国内大会の誘致に重点を置き、昨年春には日本アーバンスポーツ支援協議会などが主催する大会を実施。BMXなど3競技が披露され、好評を博しました。今年は、県と競技団体が実行委員会を設立し、より大規模なイベントとして開催されます。
県がアーバンスポーツ関連イベントを重視する背景には、地域経済へのプラス効果が大きいことがあります。昨年の大会では、延べ来場者数が5万1040人に達し、そのうち4人に1人が県外からの来場者でした。飲食や宿泊などで県内事業者が大きく潤い、経済波及効果は約3億3000万円と推定されています。今年の大会では、約7万5000人の来場が見込まれており、さらなる経済効果が期待されています。
平和へのメッセージと今後の展望
イベント会場は原爆ドームに近く、大会前には選手たちが平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に献花する予定です。横田知事は、「スポーツの力で平和への願いを発信することが目的」と強調しつつ、「アーバンスポーツの魅力、迫力を間近で体験してもらいたい」と語っています。
県などは、このイベントを広島の新しいブランド価値を生み出す祭典として育てていきたい考えです。アーバンスポーツを通じて、若者を中心とした活気ある地域コミュニティの形成や、観光振興にもつなげることを目指しています。今後も継続的な開催を検討しており、広島をアーバンスポーツの拠点として確立させていく方針です。



