28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場は、3営業日ぶりに小幅ながら反発し、指標となる米国産標準油種(WTI)の7月渡しは、前日比0.22ドル高の1バレル=88.90ドルで取引を終了した。
米イラン間の緊張と停戦観測が交錯
市場では、米国とイランによる攻撃の応酬が伝えられる一方、停戦延長観測も浮上し、方向感を欠く展開となった。
ロイター通信によると、米中央軍は、イランの攻撃型ドローン5機を撃墜し、南部バンダルアバスにある地上管制拠点を攻撃したと発表。イラン革命防衛隊も米軍基地を標的にしたと主張しており、双方の緊張状態が続いている。
停戦延長合意の可能性
一方、米ニュースサイトのアクシオスは、米国とイランが停戦を60日間延長する方向で合意したと報じた。この報道が市場に安心感を与えた一方で、攻撃の応酬が続いていることから、投資家の間では様子見姿勢が強まった。
今後の見通し
原油相場は、地政学的リスクと停戦期待の間で揺れ動いており、当面は不安定な値動きが予想される。市場参加者は、米国とイランの動向を注視しながら、需給バランスや他の主要産油国の動きにも注目している。



